株式会社恵比寿屋様

導入システム
販売管理 PDAによる受注エントリー
業種
食品、飲料の卸し

(株)恵比寿屋 栃木本社

栃木市の恵比寿屋様に伺いました。食品全般、飲料などの卸しをされています。 弊社とは2004年からのお付き合いです。それまでご利用されていたオフコンから、クライアントサーバー環境に移行されました。オフコン時代にも、ハンディターミナルを使って、出先から受注情報を本社に転送するという、システムを構築されていました。 2004年にリプレースした際に、ハンディターミナルからPDAに変更し、データ転送はPHSを使ってインターネット経由で受け取るようにしました。 また、FAXやEDIによるメーカーへの発注処理もシステム化をはかり、ハンディターミナルから受け取った受注データの注文請書を、FAXで自動返送するようにしています。 斎藤常務様と榎下様に、システムの現状について、お話をお伺いいたしました。

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今のシステムの状況についてお聞かせ下さい

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PDAは便利に利用しています。お客様の店頭でバーコードを読み取って、数量を入力し、転送するだけで注文を出先から上げられます。営業パーソンが直行・直帰する場合でも、翌日の配送準備に支障はありません。要望するお客様には注文請書がFAXで折り返されますので、翌日の荷受の準備もしやすいようです。 PDAは貸出もしていて、お客様自身で発注を登録していただき、転送をお願いしているところもあります。PDAはその他にも、社内在庫の棚卸、出荷検品に利用しています。 FAX送信は、時々送信エラーが起きます。実際には送信済みである場合があって、確認せずに再送してしまうと、2回送ることになってしまいますので発注書の場合は中止して運用していますが。

その他に工夫されていることはありますか

倉庫に行って、見積を作りたい商品のJANコードを拾ってきて、受注表を開き、それをエクセルにコピーペーストすると、手早く見積もりが作れたりします。もちろんその受注データは消してしまいますが。 ケースのITFバーコードは、以前はJANと同じだったので問題なかったのですが、GTINになってからは、JANと全く関係がないコードがセットされるようになったので、今は、別途GTINも登録して、棚卸や出荷検品に使っています。 ほとんどの帳票を、簡単にエクセルにコピーペーストできるようになったので不定形の作表には重宝しています。ただ、表によって出力される項目が違うので、関連する項目は帳票になくても出してくれるといいのですが。

次回の見直しの際に対応を考えましょう。発注処理についてはいかがですか

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発注する際には、在庫状況と売上履歴の明細、統計計算の結果の安全在庫や推奨発注数などが表示されますので、基本的にはそれを見るだけで、大方の発注作業は済んでしまいます。発注書を登録して、EDI送信やFAX送信をするだけで発注残が記録されていますので、重宝しています。 FAXの自動送信をしてくれますので、メーカーからの納期回答リファックスで相違があっても、発注を呼び出して訂正するだけですから、手間ではありませんね。 入荷仕入の場合も、発注データを呼び出して、数量・単価の確認をするだけですから、在庫への計上忘れもほとんどありません。

在庫については、いかがですか。現物との相違は発生しますか

多少は無くはないので、場合によってはあわてることもありますが、ほぼ合っています。バーコードを使って棚卸や検品をしているので、意識づけにもされてきたのだとも思いますが。

今後の課題については、お聞かせ願えますか

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扱っているものが食品や飲料なので、賞味期限という問題が必ず付いて回ります。単に在庫数が合えばいいというわけではないですから。ほとんど問題無く先入れ先出しはできているのですが、時々新しいものが古いものの上に積まれていたりすることがあるので、そこまでシステム化できると良いかなと考えています。 以前は、お客さまも多品種少量の品揃えはあまり好まれなかったのですが、最近はそうは言っていられません。メーカーも売れ行きの良いものはすぐにバリエーションを多様化してくるので、気を抜くと、あっと言う間に、在庫が増えてしまいます。もっと精密な在庫管理が必要だとは感じています。 それと、多くは無いのですが、まだ、お客様によっては指定伝票での納品を求められます。手書き伝票をシステムから発行できるように、次回の見直しでは、考えたいと思っています。

恵比寿屋様システム概要

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